感染症が流行るとパンデミックになる恐れも

高熱と咳の症状で区別、感染症のインフルエンザと風邪

日本において最もよく知られている感染症の一つがインフルエンザです。毎年、冬に向かってその情報が広まるようになり、年をまたぐ頃になると各地で大流行が起こるのが季節性インフルエンザとして有名なものです。ワクチンも毎年製造されて多くの人が利用することから、全国的に多くの患者が出るといっても地域全体で倒れてしまうような大流行が起こることは滅多にありません。感染症として飛沫感染で簡単に広がってしまうことから、感染してしまいやすい子供が多い保育園や幼稚園、小学校や中学校といった教育機関ではインフルエンザ感染が出ると学級閉鎖や学校閉鎖が行われることもあります。しかし、ある程度の抵抗力がある成人が集まる会社などではそういった措置がとられることは稀です。インフルエンザの症状はしばしば症状の重い風邪と考えられてしまうことがありますが、より正しい理解をしておいた方がよいでしょう。子供の場合にはインフルエンザであるのに風邪だと思って解熱鎮痛剤を飲むと脳症のリスクが高まるといった報告もあることから、正しく両者を区別することが大切なのです。高熱と咳はそのポイントになります。インフルエンザは高熱を伴うものの、咳はあまり出ることがありません。一方、風邪の場合には高熱が出ることがあまりありませんが、咳は出ることが多く、それがない場合でも鼻水や鼻づまりに悩まされるといった粘膜症状が出てきます。風邪も感染症の一つであってその原因病原体によって症状が異なりますが、こういった症状に注目しておくと判断を誤ってしまうリスクが低いでしょう。より確実な方法は医師に診断をしてもらうという方法であり、簡便な検査キットがあることから容易に確定診断をしてもらえます。