感染症が流行るとパンデミックになる恐れも

のどの痛みがある致死率が高い感染症はエボラ出血熱

シエラレオネやリベリアを中心に深刻な大流行を起こしたエボラ出血熱は、決して楽観してはいけない感染症の一つです。
特筆すべきはその致死に至る確率でしょう。
他の感染症は重篤化しても、致死に直結する事は稀です。
しかし、エボラ出血熱は発症者の五割程度が亡くなります。
西アフリカ一帯という発展途上の地域での調べですので、五割の確率には異論が唱えられていますが、実際に先進国においても死亡者が発生しているため、楽観視は出来ません。

エボラ出血熱の症状はインフルエンザと似ている点があります。
のどの痛みや唐突に生じる高熱、嘔吐やゲリなどは共通しています。
ただ、のどの痛み等だけではなく、そこに歯肉や鼻等からの出血が生じるのがエボラ出血熱の特徴です。
また個人によっては吐血や下血などの症状も見られ、文字通り出血と熱が驚異的なスピードと酷さで表面化します。

その感染症の原因は現地で食料として流通していたオオコウモリだと言われています。
オオコウモリを食べる習慣がある地域とエボラ出血熱の発生地域は重なり、
他にもゴリラ等の血液や体液から接触感染に至る事があります。

ただし、日本国内においてエボラ出血熱に感染する確率は極めて低いです。
そもそも感染者がおらず、感染経路とされるオオコウモリやゴリラ、チンパンジー等も野生には生息しておりません。
エボラ出血熱の感染リスクがあるのは、西アフリカを訪れる医師や看護師、
現地で活動するボランティア団体のスタッフ等に限定されます。
それも現地において、感染者の血液や体液をそのまま触れない限り、発症する事は原則ありません。
しかし、エボラ出血熱の致死率は決して侮れないレベルですので、
他人事と軽視せず、一般市民の方は流行が予想される地域への渡航は控えた方が得策です。